第3回勉強会 トランスジェンダー①・IS

こんばんは、創価 Rainbow Actions です!


SRA (創価 Rainbow Actions)では、10月末から12月にかけて、様々な面から見たLGBTを含むセクシュアルマイノリティについて、勉強会を実施しています。

第1回目は「様々なセクシュアリティ」と題して、レインボーフラッグの色と意味、よく聞くセクシュアリティがどういったものか、またSOGIについて学びました。第2回目は「Aセクシュアル・ノンセクシュアル・パンセクシュアル・Xジェンダー」について、勉強会を行いました。


その第3回目である今日は、「トランスジェンダーとIS(インターセックス)」について学びました。勉強会の内容を少し紹介します(^^)/


みなさんは、「性同一性障がい」という言葉を聞いたことありますか?

性同一性障がいは医学的な診断名であり、「心と体の性別に違和感を感じる」とされる人が精神科を受診して、医師によりこの診断を受けます。トランスジェンダーと性同一性障がいは混同されがちですが、同じではありません。トランスジェンダーはとても広義な言葉であり、その中に性同一性障がいを含んでいます。


また、トランスジェンダーには大きく分けて4つの枠組みがあります。

FTM:身体の性が女性で、心の性が男性の人

MTF:身体の性が男性で、心の性が女性の人

FTX:身体の性が女性で、心の性が男性でも女性でもない人

MTX:身体の性が男性で、心の性が男性でも女性でもない人


しかし、FTMだからといって、かならずしもFTM全員が男性になりたいかというとそうではなく、ホルモン注射や性別適合手術をするか、また改名や戸籍変更をするかなどは人によって大きく異なります。


また、社会で生きていく上で、トランスジェンダーの人々が抱える悩みがあります。その中の一つが「トイレ問題」です。LIXILと虹色ダイバーシティが実施した「性的マイノリティのトイレ問題に関するWEB調査結果」によると、トランスジェンダーの約65%が「職場や学校のトイレ利用で困る・ストレスを感じることがある」と回答しました。その理由として「周囲の視線が気になる」、「だれでもトイレ利用時に、障がい者や高齢者、子連れの方と遭遇すると気まずい」、「他の利用者から注意されたり痴漢と思われないか不安」という3つが多くあがりました。この「トイレ問題」、トランスジェンダー以外の人は結構知らないことが多いんです!でも65%が問題視しているとなると、非常に大きな問題ですよね!


もう一つのテーマとして、IS(インターセックス)を取り上げました。

日本語では「半陰陽」、医学用語では「性分化疾患(DSDs)」と言われます。ISとは、第一次性徴における性別の判別が難しい状態のことを指し、両性の性腺を兼ね備えた人もいれば遺伝子と外見とで性別の異なる人もいます。しかし、ISの状態を持つ人々の大多数が、典型的な男性/女性としての性自認を持っており、「インターセックス」とのステレオタイプ的なラベリングは拒絶されることが多いそうです。


長文になりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!このブログを見てくださった皆さんも、LGBTやセクシュアルマイノリティについて、また少し知っていただければ幸いです(^^) 次回の投稿もぜひチェックしてください!


2017年11月10日 創価 Rainbow Actions

創価 Rainbow Actions

LGBT当事者をはじめ、すべての人がありのままで生きることのできる社会の建設を目指して

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