第4回勉強会 トランスジェンダー②

こんばんは、創価Rainbow Actionsです!

11月13日に、第4回目のSRA勉強会が行われました。第3回に引き続き、テーマは「トランスジェンダー」でした。


まずは基本情報として、トランスジェンダーを知る上でよく使われる用語・略語を学びました!


前回のブログにも載せましたが、

MTF (Male to Female)

身体の性が男性で、性自認が女性。

FTM (Female to Male) 

身体の性が女性で、性自認が男性。

それに加えて、

TS(トランスセクシュアル)

性別適合手術(SRS)を望む人

TG(トランスジェンダー)

身体の性と心の性に違和感・不一致感を感じる人。

TV(トランスヴェスタイト)

クロスドレッサーともいう。外見・服装・性表現等を自分の身体の性別とは別の性別に求める人たち。

GID (Gender Identity Disorder)

性同一性障がい。医学的診断名。


トランスジェンダー・プライド・フラッグ

レインボーフラッグがLGBTの社会運動で使われているように、トランスジェンダーにもフラッグがあります!パステルブルー(男児に与えられるおもちゃの色)と、パステルピンク(女児に与えられるおもちゃの色)は、人間が生まれて物心つく前に決められた性別の色で塗られるということを暗示しています。そして、その間に挟まれた白が、「塗られていない」ということから、中間のジェンダーやノー・ジェンダーと感じる人々、そしてインターセックスをはじめとした自分が正しいと感じる性へ変わろうとしている人々を象徴しています。



続いて、改名や性別変更の流れやホルモン治療の費用やリスク、また性別適合手術(SRS)の費用等について詳しく学びました。


改名・性別変更

一定の要件を満たした上で、家庭裁判所での諸手続きが必要となります。


ホルモン治療(MTFの場合)

・身体の変化:肌の変化・脂肪がつく・

                       胸の膨らみ・体毛が薄くなる等

・変化しないこと:声の高さ・骨格等

・副作用:頭痛・めまい、のぼせ、吐き気、

                 嘔吐、食欲不振、体のだるさ等

    (女性の生理時のような症状)

・リスク:*血栓症、肝機能障害、

                   耐糖性の低下など

*女性ホルモンの投与によって体内の脂肪が増加し、それらが血中に流れることで血管が詰まりやすくなるため


性別適合手術(SRS)

様々術式がありますが、保険が適用されないため、どの術式で手術を行うにしてもたくさんのお金が必要となります。そのため、価格の安さや技術の高さから、タイを初めとする海外へ手術を受けに行く人も少なくないようです。


戸籍上の性別を性自認の性別に変更するために、たくさんの時間やお金が必要になるということ。SRAメンバーの中では、そのことをなんとなくは知っていたけれど具体的な数字として示されて改めて実感したという声が多くありました。

 また、性同一性障がいという言葉がよく知られるようになってきたことで、トランスジェンダーに対する差別は解消されてきたのではないか?という質問が挙がりました。しかし、メディアによってゲイとMtFが混同されていたり、オネエキャラを笑うような風潮はまだ根強く残っており、まだまだ差別も解消されていないという結論に至りました。


2017年11月15日 創価 Rainbow Actions

創価 Rainbow Actions

LGBT当事者をはじめ、すべての人がありのままで生きることのできる社会の建設を目指して

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