H30 第4回勉強会!

こんにちは、創価 Rainbow Actions です!

第4回目の勉強会は、前回に引き続きマイノリティの分野から「ダブルマイノリティ」について学びました!


ダブルマイノリティって?

セクシュアルマイノリティであると同時に他のマイノリティにも属している人のことを指します。

例えば…

・セクシュアルマイノリティ×障がい

・セクシュアルマイノリティ×人種

などが挙げられます!

では、主なダブルマイノリティについてもう少し詳しく見てみましょう!


【障がい×LGBT】


<介助が必要な身体障がい者>

介護の現場ではできる限り同性の介護者をつけるのが原則となっていることから、

▼トランスジェンダーの場合…

→身体の性と同じ性別の介護者がつく

・心の身体の問題

性自認とは反対の性の介護者をつけられてしまうため、身体を見られたりすることなどに抵抗がある

▼同性愛者の場合…

→同じ性別の介護者がつく

・利用者からの性的な要求

利用者が介護者に対して性的な要求をする可能性があり、介護者に対して不快な思いをさせてしまう可能性がある


また、異性の介護者がついたとしても、そのことで他の利用者からの不満が出たり、利用者と介護者の間に何かあるのではないかといった噂が流れたりなど、周囲の無理解による問題が起こることもあります。


<聴覚障がい×LGBT>

手話には性差別を表現するものが存在します。

手話通訳者を通して会話をするとき、その通訳者がセクシュアルマイノリティについて十分理解していなければ、意図せず差別用語を使ってしまうことがあり、ろうコミュニティの中でも、さらに生き辛さを感じることになります。


<発達障がい×LGBT>

発達障がいを持つ方は、コミュニケーションをとることが苦手場合が多く、健常者の方に不快な思いをさせてしまうのではないかという思いから孤立してしまいがちです。

また、各分野に所属する人は、自分たちのことについての知識は豊富でも、別の分野についての知識は乏しいため、結果として障がい、LGBT両方のコミュニティで孤立してしまうという現状があります。


<LGBTから起こる障がい>

▼トランスジェンダー(MtF)の場合…

「太らないようにしよう」→"摂食障がい"へ

▼カミングアウト後に…

家族など周囲の理解を得られず"うつ病"に


【女性×LGBT】

男女間の賃金や待遇の格差により、子供を持とうとした際に、異性カップルやゲイカップルに比べて資金面の問題が起こります。

このような理由で、レズビアンの女性はパートナーシップ制度における補助金等の保護を求める声が多くあります。


【HIV/ AIDS×LGBT】

<HIV感染者の現状>

平成29年の日本における新規HIV感染者報告数992件の内、724件(72.9%)が同性間(男性同性愛者間)の性的接触によるものであるということが分かっています(エイズ同行委員会より)。

<ゲイにHIV感染者が多い理由>

HIV感染者におけるゲイの割合は圧倒的に多く、その理由に妊娠のリスクがないことによる肛門性交渉の際のコンドームの不使用が挙げられます。

もともと肛門は膣や口の粘膜よりも傷つきやすく菌を吸収しやすいため、HIVに感染するリスクが高くなります。


勉強会の最後には、LGBTやセクシュアルマイノリティ、アライなど意味する手話を皆で学びました!


"同じマイノリティでも、自分たちのことはよく知っているが、他の団体についての知識は乏しい"という部分がとても心に残ったメンバーが多かったようです。でも、こう思うのは皆に言えることではないでしょうか。だからこそ、知ろうとする心、知ってもらおうとする姿勢こそ、私たち一人ひとりが社会で生きやすくなる第一歩だと思いました!



平成30年6月1日 創価 Rainbow Actions

創価 Rainbow Actions

LGBT当事者をはじめ、すべての人がありのままで生きることのできる社会の建設を目指して

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